2009年11月30日月曜日

竹のワインクーラー

帰り道に小さなワインバーを見つけ、ご主人とワイン話をしながら、小一時間。 楽しい時間でした。 フランスのランドック地方にこだわった小売と立ち飲みを合わせた小さなお店です。
 さて、ワインと竹。 中国産の竹を使ったワインというのがあるそうですが、良く分からないので、パス。 竹のワインケースは。、普通すぎてパス。 すると、「竹虎」さんが、でかい孟宗竹で作ったワインクーラーを作っていました。(ワインクーラー
 今なら歳末特別セールで、5,040円に送料がかかっていたものが、送料コミで2,790円です。 シブイですよね。 いかがですか?
(写真出典:「竹虎」 HPより)

2009年11月29日日曜日

3ヶ月終了。 囲炉裏を囲んで語らう仲間

竹に囲まれた工房の囲炉裏で、仲間と竹の器で酒を飲みながら、食材を焼いて食べ、語らうひと時。 
 竹を活かしたビジネスなどは中間成果物であって、作業の途中で得られる感動や、こうした仲間との語らいの時間や人との出会いこそが価値のある本当の成果だ。 そこにいなかった、私は、皆さんの笑顔から、そう感じました。 
 7ヶ月の研修の3ヶ月終了。 秋の作業から、冬の作業への転換点でもあります。

2009年11月28日土曜日

コミュニケーションと活性化させる焚き火

今日は、焚き火を囲みながら勉強会。 皆さんいろんな会社の方々です。 いつもは会議室で行なっているのですが、今回は屋外に飛び出しました。 発想が変わるかもしれないというアイデアでした。
 結果は? いい討議ができました。 座っているのは最初だけで、火を囲みながら立ち上がって、話しました。(風向きによって煙いので、移動する必要もあり) ちゃんとホワイトボードもあって、どんどん書き込んでいきました。 2時間後には、もう1枚ホワイトボードは増えました。
 火を囲みながら話をすることには、コミュニケーションを活性化する効果があります。 竹ビジネスのアイデア出しに、焚き火の活用はいかがでしょうか? (推進会議は、計画書の段階から、月に1回鍋会を行なうと書いてあります。 さすがです。)

2009年11月27日金曜日

機能とデザインとエコロジーとエコノミーのバランス

都内で早い時間から仕事があるときは、朝食をSoup Stock  Tokyoでとることにしています。 少し早めに着いて、ゆっくり美味しいスープとご飯を食べる。 朝のセットは500円です。
 今まで気がつかなかったのですが、テーブルの上にある紙ナプキン入れが、竹の集成材でした。 竹はそのままだと曲面なので、平面で使うにはバラしてつなぐしかないんですね。 デザイン的には、円筒よりは、この形のほうがしっくりきます。 
 機能とデザインとエコロジーとエコノミー。 全てをバランスさせるのは難しいですね。

2009年11月26日木曜日

同じ志を持った人たちとからヒントをいただく

慶応大学SFCの飯盛(いさがい)先生のゼミでは、地域活性化をテーマに現場に入って活動をされています。 以前、同僚の先生の紹介でお話をいただき、交流をさせていただいています。
 先日の成果発表会では、学生の方々が長崎県の上五島地区を2回訪問し、住民の方々と一緒になって地域活動に火をつけていました。 地域力とは、資源力と人材力だと総務省の審議官の方がおっしゃっていました。 人材力は、眠っているケースが多いので、学生達が掘り起こすことによって、火がつくことが多いようです。
 地域資源も、学生達が7日間寝泊りしながら、調査し、地域の人たちとディスカッションしていると、見過ごしてきたものが発掘できます。 上五島でも、椿油が注目されていました。

 長南町でも、牧場、教育施設、ゴルフ施設など、新たな目で見ると、資源が豊富です。 ゴルフ場の売店やレストランは、地元の特産品を売る格好のセールススポットです。

 同じような志を持った人たちとの交流は、貴重なヒントをいただける機会になります。アンテナを張って、たまには足を運んでみましょう。

2009年11月25日水曜日

相手の行動をよく観察することが第一歩

昨日に続き、事業仕分けから学ぶこと、その2。 それは、相手の行なっている行動を真似よ。 仕分け人の議員達が、普段、どんなことをしているのか、観察してみよう。
 国会で、分かりやすいようにフリップを使って説明している。 どうしたら自分の考えが伝わるかを考え、自作で作っている。 最近は、テレビ番組にまで持ってくるので、放送局から自粛を申し入れられるほどだ。
 自分がやっている行動を相手がやると親近感がわく。 相手が頭をかくと、自分も頭をかく。 同じ動作をとると、親近感が増す。 行動心理学の基本ですね。
 マーケティングでも組織論でも、相手を良く観察することが、第一歩です。
(写真出典:岐阜市議の和田直也さんのHP /フリップの映っている写真を探して発見したのですが、市議としての活動をとても分かりやすく公開しているHPです。 税金をもらって活動している議員の報告義務ですね。 偉い!)

2009年11月24日火曜日

コミュニケーションは、相手が欲していることを理解すること

市ヶ谷で行なわれている行政刷新会議の事業仕分けに行ってきました。 10時ごろに会場入りしたのですが、意外に混んでいませんでした。 資料とレシーバーをもらって、傍聴の最前列へ。
 3つのワーキンググループに分かれて、第3ワーキングは、自衛隊の広告宣伝と、採用活動のテーマを扱っていました。 やはり、実際は違います。 議員の仕分け人は、ほとんど議事運営と結果発表。 質問や意見は民間の有識者が行なって時間をとっています。 民間の評価者は、まともな切り口で質問しています。 答える役所は、質問の意図を掴めなかったり、計画の無さがバレバレの答弁が多かったです。 十分に削減の余地があります。 いつでも業務改善引き受けますよ。 (成果が保証されてますから)
 ビジネスプレゼンテーションに限らず、相手にどう動いて欲しくて、そのためには、相手は何を欲していて、それを自分はどう与えられるかを考えるのがコミュニケーションの基本です。 自分が思っていることだけを話しても、「で?」という風になります。
 今回の竹ビズでも、3月の報告を聞く人はどんな人で、何を期待しているのか? 新しいビジネスモデルを聞く人たちは、どんな人たちで、何を期待しているのか? それを考えると、何を説明しなくてはならないかが分かってきます。
 

2009年11月23日月曜日

図や表に数字を加え、分かりやすい計画を立案

製品のラインアップが見えてきたら、販売戦略と製造戦略を立ててみます。 私達は、販売戦略や売上に目が向きやすいですが、それを実現する製造線戦略とコスト計算が無くてはビジネスとしては成り立ちません。
 また、製造戦略を考えることで、思わぬコストダウン効果が生まれたり、廃棄材料の再利用などが思い浮かぶ場合もあります。
 その次が経営戦略の検証です。 こうありたいと思っていた姿に、企画した製品や販売戦略で辿り着けるのかを検証します。 利益が少なすぎる場合には、もっとコスト面の工夫や、販売戦略の練り直しが必要かもしれません。 各プロセスで、図や表を描き、そこに数字を入れて、メンバーだけでなく、外部の人が見ても分かる計画を立ててみましょう。

2009年11月22日日曜日

時間軸に基づき、何のためにどうなっているかを考える

事業計画を立てるときは、まずゴールをどう考えるかが重要です。 今回のプロジェクトは、「やっかいものの竹を利用して、田舎で生活できる収入を得るビジネスモデルを確立する。」ということだとします。 生活できる=年収300万円だというような前提も必要です。 標準世帯も夫婦と子供が二人というような想定も要ります。
 すると、3月の結論としては、「このような環境を用意して、こういうビジネスを行なうことで長南町で自然に囲まれ、町の人たちと共に暮らすことができる。」 あるいは、「現状では、長南町だけでの仕事では難しく、半分林業、半分システム構築のしくみが必要。」など、この7ヶ月間のまとめを出す必要があります。
 結果、長南町に今後も住みたいという方がいれば、なおプロジェクとしては、成功です。 しかし、今回のメンバーだけでなく、今後の人たちのことも考え、実体験から、「ここは改善が必要」とか、「ここが素晴らしい」というデータのまとめが求められています。

 次に、将来計画で、3年後くらいをターゲットにしたビジネス・ゴールを描きます。 売上だけでなく、周りの環境がどうなっているか、関連する人たちはどのような気持ちになっているか、などをイメージしてプランを描きましょう。 図のような時間軸の概念がとても大切です。

2009年11月21日土曜日

縁側でくつろぐリクライニング・チェア

昔、おじいさんのうちの縁側にあったリクライニング・チェア(寝椅子)。 父方も母方もどちらの家にもありました。 夏は、ここで昼寝が一等席でした。
 最近は見かけなくなりましたね。 そもそも、縁側や、その向こうにある庭が無くなってきたからからでしょうか? 自分の中では、竹でできていると思ったのですが、どうやら、籐で編んであるらしいです。 
 海を見渡す縁側に2つ並べて昼寝したいですね。 竹だと肌への当たりがキツイのか、加工が難しいのか、どうなのでしょう?
(写真出典:籐家具の楽えもん HPより)

2009年11月20日金曜日

竹を使ったチェアー


竹を気にするうちに、別の情報も繋がってきて思わぬ見つけものをすることがある。 今日は、アウトドア用品を製作販売している snow peak という会社を発見。 竹を使ったディレクターズチェア( Take! Bamboo Chair ) を作っている。 デザインに力があり、よさげである。
 このほかの商品も、いい感じ。 竹のテーブルとかもある。  アウトドアブランドって、ちゃんとこだわりを持って作っているから、好きです。
 以前、Mont-bellの辰野さんにお話を伺う機会がありました。 山登りの体験、社会福祉への取り組みなど、一つ一つが真剣で、熱い思いがあり、それを実行されていました。 
 サーフボードのシェーパーのフリーな感じも好きです。
(写真出典: snow peak HP より)

2009年11月19日木曜日

靴の湿気と臭いを吸着

「こんなのあったよ」とカミさんがDHCのカタログを持ってきました。 「竹炭入りシューズキーパー」。 ポプリのようなかわいい袋(不織布)に入れてあります。
 「靴の中のこもった湿気」いやですねー。 これからの季節、女性はニーハイのブーツなど履く機会が増えそうです。 ブーツ用も欲しいですね。 DHCのカタログHPはこちら

2009年11月18日水曜日

エクステリアにも竹製品


近所を歩くと、竹垣があちこちにあることが気になる。 しかも、その竹垣が壊れていたりすると、「補修してあげてくださいよ。」と言いたくなる。 こうした竹垣などのエクステリアやインテリアは、どういう会社が扱っているのだろうと思って調べてみました。 

 その一つが滋賀県にある佐々木工業さん。 縁台とか、ししおどしとかも扱っておられます。 いろんな製品があるんですね。 こうしてみると、竹製品は、私達の生活に深く入り込んでいることが分かります。 

 竹炭シートなど、以前取り上げた商品も載ってます。  どれくらいうれているのでしょうね。 気になります。

2009年11月17日火曜日

最近使われなくなった言葉「珍竹林」


竹林で「ちんちくりん」を連想。 居酒屋で「珍竹林」というのが、どこかにあった。 日本語俗語辞書というサイトによると、「ちんちくりんとは背が低い人のことで、嘲う意を込めて使われる言葉である。また、体(背丈)に対して小さい(短い)衣服に対しても使われる。
 ちんちくりんの語源については諸説あるが、どれも推測の域であり不明。また、ちんちくりんの書きについても珍竹林、珍痴苦林(明治初期の書籍より)などあるが、どちらも当て字と思われる。」 江戸時代から使われていた言葉のようです。
 体重は、ダイエットなどでなんとかなるが、背は努力ではなんともならない。 その身体的特徴を「嘲笑う」とは何事であろうか!

 そうした教育的配慮もあってか、最近は、あまり使われなくなってきましたね。  

2009年11月16日月曜日

竹で編んだ籠枕で眠りを科学する


先日、テレビを見ていたら、竹細工の職人が出ていて、竹で編んだ枕を作っていました。 籠枕(かごまくら)というのだそうです。 涼しくてよいらしいです。 俳句では夏の季語として使われています。
 竹製の枕は、「竹虎」さんなど出していますが、テレビで見たような(しかも、昔、田舎で見たことのある)編んだものは、ネット検索で見つかりませんでした。
 近い感じが奥多摩の稲城天然温泉「季乃彩」にあったので、紹介します。  岩盤浴コーナーに置いてあるそうです。
 『眠りを科学した籠枕』は、いいかもしれませんね。 「竹虎」さんの竹まくら【楽】は、8,085円。 高級です。

(写真出典:季乃彩 HPより:)

2009年11月15日日曜日

竹の職人は人間的にも卓越している

写真は、「A Basketmaker in Rural Japan」という洋書の表紙です。 この方は、宮崎県日之影町の廣島一夫さんという現代の名工です。
 この方の作品展が11月23日まで宮崎県総合博物館でやっているという記事が、機内誌にありました。 作品はアメリカのスミソニアン国立自然史博物館やイギリスの大英博物館に収蔵されているそうです。 
 彼の人柄もまた素晴らしくインタビューでは、職人としての素晴らしい意見が紹介されています。 何かに打ち込む人は、やはり考えが深いですね。
(写真出典: AMAZON.co.jp より)

2009年11月14日土曜日

屋久島にはヤクザサという竹の固有種が

屋久島には、ヤクザサという竹が固有種としてあるそうです。 高山帯に生育しているそうです。 船が出るまでの時間を利用して、白谷雲水峡の1時間トレッキングコースは行きましたが、そのあたりには、竹は見当たりませんでした。 うっそうとした森で、杉やコケの幻想的な世界でした。
 次回に行ったときには、気をつけて見てこようと思います。

(写真出典:  ノパの庭 様 HPより   こちら )

2009年11月13日金曜日

炭を塗料に混ぜて効果を出す

飛行機の中で読んだ機内誌の表紙をめくると、1ページ目に木炭と塗料の写真。 炭の力で健康な住まい作りという広告が。
 アーテック工房という会社が作っている木炭の微粉末を使った下地材です。 ここの会社のホームページでも、炭の効果が詳しく掲載されています。 特に、Q&Aのページが充実。 炭の活用は、まだまだこれから伸びていきそうです。
(写真出典:アーテック工房株式会社 HPより)

2009年11月12日木曜日

幻想的な竹の灯り

羽田空港では、竹の弁当箱に入ったサバ寿司に目が行き、買ってしまいました。 朝食は機内でサバ寿司。 もちろん入れ物はお持ち帰りです。
 鹿児島空港に着くと、到着ロービーでは、地元物産の試食会をやってました。 漬物や梅干を食べると、地元の竹の菜ばしがもらえる。 もちろん、いただきました。 その横には、写真のようなディスプレイがあり、「竹ホタル」という灯籠のイベントの紹介をしていました。 これ、長南でもできそうですね。 年末あたり、いかがですか?

 帰りの飛行機で読んだ西日本新聞には、同じように大分県の日田市で開催されている竹の灯籠のお祭り「千年あかり」が紹介されていました。

 行く先々で竹の情報に吸い寄せられる体質になっています。(笑)

出張のため、お休み

今日から土曜まで、屋久島に行ってます。 屋久島高校で全校生徒を前に「進路指導講演会」です。 楽しみ♪

NPOうみがめ館にも立ち寄ります。 

と、いうことで、竹ブログは3日間お休みです。

2009年11月11日水曜日

何のために差別化するのか?

鹿児島の「大隈の恵み」というサイトでは、竹炭製品の紹介と販売をしています。 丁寧な説明と分かりやすいホームページ。 良く出来ています。 竹炭関連でネット販売をしようとすると、①竹の知識、②竹炭の知識、③商品販売、という構成になります。
 買い手側からすると、どこの竹炭サイトを見ても、同じに見えてしまい、そのことが、購買意欲を減退させます。 「お、ここはちょっと違う!」が無くてはいけません。 差別化といいますが、何のために、何をどう差別化するのかの目的が重要です。 そうしないと、色合いが派手なだけのサイトでも良いということになってしまいます。

2009年11月10日火曜日

竹の皮には殺菌効果があるのか?

竹の皮のパッケージは、懐かしさを誘うアイテムですね。 でも、実際に竹林に行くと、そう竹野の皮って採れないように思います。 あれはどこから来ているのでしょうか?
 他に使い道も無さそうですし、殺菌効果とかあると、パッケージとしては、生態系にやさしい=エコロジーですね。 食べ物(おにぎり)とか包んでいましたから、衛生上もよいのでしょうか? 情報を探しましたが、あまりデータ的なものが無かったので、課題提起ということで。

2009年11月9日月曜日

パッケージに使う竹籠も手仕事ですよね?

小田原では竹製品がメジャーなのか、蒲鉾にも、干物にも竹籠でパッケージされたものがありました。 紙の包装が一般的だと思いますが、コストをかけてでも竹籠にしたほうが、商品が引き立つという計算なのでしょう。
 竹籠を一つ一つ手で編むと、その数は相当なものです。 だからといって機械で編めるかというと、買ってきた蒲鉾と干物が入っていた竹籠を見る限りでは難しそうです。 微妙な曲げや、途中でヒゴが切れたときの始末など、やはり手仕事かなと思います。
 以前であれば、プラスチックの籠と竹籠の差を意識しませんでしたが、今では、編み方やコストまで考えるようになりました。 なので、捨てずに柿を入れる籠として再利用しています。

2009年11月8日日曜日

竹製品も他言語対応

観光地やお土産物屋には、英語に加えて中国語、韓国語の表記が増えてきました。 写真の竹炭入り洗顔クリームなんか、中国語表記がメインですね。 箱根の大涌谷にある土産物屋です。 確かに、多くの中国人の方たちがいらしていました。
 カナダは、昔から英語とフランス語併記。 欧州は、部品表など、必ず6カ国語併記です。 どの言語や文化の方たちを買い手として想定するかも、これからは重要です。

2009年11月7日土曜日

道具には手入れの情報も重要

我が家では、昔からお箸は、竹の箸です。 鹿児島に住んでいたので、デパートに行くと、束になって売ってました。
 洗った後に、きちんと乾かさないと、黒くなります。 きちんと乾かしておけば、数年は大丈夫です。 ウチのは、恐らく、もう10年選手です。 道具は、メンテナンスをすれば長持ちし、愛着がわきます。 

 どのような手入れをするとよいのかの情報は、買い手にとって重要です。 道具を売る場合には、必ずメンテナンスの方法を丁寧につけておきましょう。 作り手の責任と愛情は、そうしたところでも買い手に伝わります。

2009年11月6日金曜日

商品にネーミングとストーリーで付加価値をつける


写真は、小田原の和菓子屋さん「菜の花」が展開している「うさぎや」という店舗で出している「ご黒うさん」というお饅頭です。 このお店は、うさぎがテーマのお菓子を出しています。 
 商品説明には、「新月ははじまりの日。月はみえなくとも、月は確かにそこにあり、出発の日。新月で思いついたのが黒々まんじゅう。ご黒うさん。ごまあんに黒糖生地でさらに箱根の竹炭を重ねて黒々とした艶をもったおまんじゅう。」と書いてあります。
 試食しましたが、とっても美味しいです。(私の好きな胡麻餡) うさぎと黒。 ストーリーがいいですね。
 これを黒い箱に入れて、「竹炭饅頭」という名前でだしたらどうでしょう?  女性受けを考えると、圧倒的に「ご黒うさん」の方が気を引きます。  お土産にもらって、美味しさと共に菓子の由来も楽しむことが出来ます。 包みを開けたときの情景を思い浮かべることも商品開発のポイントです。

2009年11月5日木曜日

モノでなくコト

商品をモノとして考えていると、上の写真のように、「竹ざるをショップにおいてはいかがでしょう。 佃煮や漬物といった和風の商材とマッチして、和の雰囲気を醸し出します。」というアピールになります。
 続いて、下の写真では、「竹ざるは、カートとして、もう一つ買おうかなという中高年の女性の購買欲を増進させるアイテムです。 平たいスペースが目の前に出来ることで、御社の商品の佃煮を重ねて買う喜びを増進させます。 レジに出したときの姿もいいですよね。」というプレゼンができます。 モノよりもコトというのは、こういうことです。 
 某佃煮&漬物の専門店で見つけた風景です。


2009年11月4日水曜日

高額で趣味のモノは手を出さない

竹製品の催し物会場などに行くと、竹の釣竿を出店されている方がいらっしゃいます。 フナ用の竿とか、名人の物になると、相当な値段がついていました。
 私たちは、コチラに手を出してはイケマセン! 歴史と伝統に裏打ちされていて、趣味のモノに関しては、相当な下積みが必要です。 私たちは、まだまだ竹を知らないばかりか、釣りのことなんて素人です。 生活雑貨であれば、ある程度の良し悪しは分かります。 家族を含む周りの方の感想も伺うことができます。 しかし、釣りはイケマセン。 自分で評価が出来ません。 (確か研修生の中には釣り名人いませんでしたよね?)
 このように、新規参入する場合に、参入しやすい分野と、一見簡単そうだが、道が細くて険しい分野があります。 特にネットで取引をする場合には、高額の趣味のモノは、避けたい分野です。 リスク覚悟で狙うのであれば、ニッチであるので、それもアリです。

2009年11月3日火曜日

年賀状にも竹のこだわり

今日は、年賀状の発注をしました。(12日までだと、kinkosは安安いのです。) 竹プロジェクトとしては、やはり竹は外せませんかね? うちは、別のデザインで頼みましたが、このような干支と竹を絡めたデサインもありましたので、紹介します。

 株式会社アイデア工房というところのデザインです。 JPEGは無料になっています。 筆まめなどで利用できるようです。

2009年11月2日月曜日

秋に筍を出す差別化戦略

長南町のメンバーから、美味しい筍を食べたという便りが来ました。 四方竹という竹の筍は春ではなく、秋に取れるのだそうです。  

 千葉だけかと思っていたら、高知でも10月中旬から11月初旬なのでそうです。 ネット販売しているページがありました。

 春に筍を出して、夏の日差しと気温を利用して成長する竹に対して、この種は、秋に筍を出して、冬に伸び、四角い竹へと育っていく。 企業戦略では、オンリーワン、ナンバーワンの差別化戦略ですね。 
 この竹にとってのメリットは何なのか、ちょっと聞いてみたいものです。

(写真出典:土佐ふるさと市 HP より)

2009年11月1日日曜日

おいしいを客観的にネットの向こうに伝える

人間の感じる「おいしい」という味覚は、甘味、苦味、酸味、塩味、旨味の5つの因子で決定されているのだそうです。  慶應発のベンチャー企業アイシー(AISSY)は、これまでの研究結果で、それらのバランスを研究し、それぞれの因子の基となる成分の組合せをテーマにしています。
 私の知り合いが、この会社の顧問であることがわかり、こんど紹介していただくことになりました。 実際に「らでぃっしゅぼーや」という有機野菜宅配の会社がサンデー毎日に連載してる記事にも、このチャートは使われています。

 なぜこの分析が、私たちの研究に向いているかというと、私たちが、実際に口にしていないネットの向こうの人に、「おいしいよ」ということを高い確からしさで伝えたいからです。 すなわち、竹パウダーを使った作物のブランド化・プレミアム化です。 そのためには、客観的な評価手法が必須になります。 このチャートに加えて、総合評価で[やばい][超おいしい][おいしい][普通][好んでは食べない][マズッ]の6段階評価も欲しいです。

 「竹肥料を使ったもの」と「使わないもの」のサンプル育成、よろしくお願いいたします!
(画像出典:AISSY株式会社 HP より)